映画「ヒメアノール」レビュー
あらすじ
「なにも起こらない日々」に焦りを感じながら、ビル清掃会社のパートタイマーとして働く岡田(濱田岳)。同僚の安藤(ムロツヨシ)に、想いを寄せるユカ(佐津川愛美)との恋のキューピット役を頼まれ、ユカが働くカフェに向かうと、そこで高校時代の同級生・森田正一(森田剛)と出会う。
ユカから、森田にストーキングされていると知らされた岡田は、高校時代、過酷ないじめを受けていた森田に対して、不穏な気持ちを抱くが・・・。岡田とユカ、そして友人の安藤らの恋や性に悩む平凡な日常。ユカをつけ狙い、次々と殺人を重ねるサイコキラー森田正一の絶望。今、2つの物語が危険に交錯する。
HPより引用
見てから知ったのですが、原作の存在を知りませんでした。
なので原作の漫画は未読です。
ヒメノアールではなくヒメアノール。
特にネタバレは無しです。
最初に思った感想は狂気。
多少のコメディーも交えつつ、でも全編を通して狂気を感じた。
そのコメディーさ狂気の中のシュールさなので、いい意味で疲れる映画だったかも。
とにかく血が多く出るし残虐なシーンもあるので、耐性がない方は注意!
見どころ
とにかく森田演じる「森田」の狂気!狂気!狂気!
ほんとうに森田君こんな人なんじゃないのと思うくらい怖い。
普段の「森田」は本当にやる気がないんだけど、殺る気になったときのやる気がすごい。
とにかく人が死ぬ死ぬ死ぬ。殺人鬼。
でも「森田」が物理的に強いわけじゃなくて、なんというか、ブレーキが一切ない。
止まれないから動き出したら行くとこまで行っちゃうみたいな。
躊躇いがないから戸惑いのある人間は誰も彼のことを止められない。
この狂気を演じるのがジャニーズっていうのもおもしろい。
ここが残念
もしかしたら人によっては見どころになるかもしれない、濡れ場がある。
でもこの描写って本当に必要だった?演出でどうにかなったでしょって思っちゃった。
EDは最高に余韻を感じる終わり方で個人的にはすごく好きだったし、胸がぎゅっとなる終わり方だった。