アニメ「僕だけがいない街」レビュー(ネタバレ無し)
あらすじ
漫画家としてデビューするも、いまひとつ結果を出せずに毎日を過ごす青年・藤沼悟。
彼は、彼の身にしか起こらない、ある不可思議な現象に不満を感じていた。
ーーーリバイバル(再上映)
何か「悪い事」が起こる直前まで時が巻き戻る現象。
それは、その原因が取り除かれるまで何度も繰り返される。
・・・まるで、誰かに「お前が防げ」と強制されているかのように。しかし、ある日起きた事件をきっかけに、その現象に大きな変化が訪れる。
自らの過去に向き合う時、悟が目撃する真実とは?
そして、悟の未来はーーー?
HPより引用
三部けいの漫画が原作。
ざっくり言うとタイムリープの能力をもった主人公(自分の意思では発動できない)が自分の周囲の人に襲い掛かる悲劇を回避するために大立ち回りを繰り広げるといったもの。このアニメはほんとにネタバレ無しで見たほうが楽しめるので時間がある方は今、このブログを見終わった瞬間に見ることをオススメします!おもしろいです。
見どころ
主人公藤沼悟の少年時代の声優、土屋太鳳がものすごくいい。そしてヒロインの雛月加代には悠木碧。鉄板。
そもそもタイムリープものって主人公はその能力以外になんの能力もないことが多いが、今作も例にもれず・・・なのだが加えて子供の時代まで戻ってしまう。
なので本当に行動範囲が狭く、時間の制約がものすごく大きい。その辺の子供時代の描写がすごくリアルで懐かしい気持ちにさせてくれる。
あと本当に1話1話の引きと見せ方が上手くて、引き込まれてしまう。
ストーリーに関してはどこを触ってもネタバレになりそうなので怖いが、社会的な問題なんかも絡めて主人公の成長を描ききっていて個人的には文句の付け所が無い。
ここが残念
とりあえずこの作品の主題とも言える山場が終わったところからやや失速し、原作ファンからすれば終わり方がすこし微妙かもしれない。
アニメだししょうがないのかなとも思う。初見のとき気にならなかったかと言えば嘘になるけど、そこまでは気にならなかった。
個人的にはかなりおすすめの作品。