映画「レオン」レビュー(ネタバレ無し)

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 あらすじ

ニューヨークで殺し屋として生活していたレオン。ある街のアパートに住んでいたレオンだが、そのアパートの一室で家族一家の殺人事件が起こる。その事件の直後に一人の少女が訪ねてくる。その少女は顔見知りでその一家の生き残りだったが、赤の他人も同然な彼女をレオンは追い出そうとする。しかし彼女を捜索している事件のグループから匿うため、彼女の懇願により仕方なく招き入れ、そのまま同居することとなり、奇妙な共同生活が始まる。

 レオン完全版はディレクターズカット版とも呼ばれ、オリジナル版でカットされて未公開だったシーンを22分追加して133分の長さで編集されたもの。この22分にマチルダとレオンのやりとりがメインで収録されていて、作品への感情移入度が格段にあがります。なので完全版がおすすめ

見どころ

レオンを演じるジャン・レノのぶっきらぼうだけど渋くてかっこよくて頼りになるところ、マチルダを演じるナタリー・ポートマンの無垢で繊細だけどちょっぴりおませでたくましいさま。この二人の魅力に依るところが大きい映画。

もちろん作品としてもとても素晴らしいが、この時期の、この二人でなければこれほどの作品ではなかったような気がする。

悪役のゲイリー・オールドマンもかなりいい味を出している。

個人的には冒頭に述べた、完全版で追加されているレオンとマチルダのやりとりがとても切なくて愛おしいので是非というところ。

ここが残念

もはや粗を探すのが難しい程の名映画なんだけど、大衆向けの狙ったような演出やナタリー・ポートマンの少しあざといような演技が鼻につく人もいるみたい。

あまり深く考えずにストレートに楽しめる人向けの映画なのかもしれない。